正法眼蔵を読み解く

現代人による正法眼蔵解説

2020-02-27から1日間の記事一覧

正法眼蔵眼睛

正法眼蔵第五十八 眼睛 億千萬劫の參學を拈來して團圝せしむるは、八萬四千の眼睛なり。 今回の提唱はほとんどが『如浄語録』からの引用で「眼睛」を参究されるわけですが、冒頭に此語で以て、「億千万劫」という無限数をして団欒(円満成就)とするは八万四…

正法眼蔵第五十八「眼睛」を読み解く

正法眼蔵第五十八「眼睛」を読み解く 億千萬劫の參學を拈來して團圝せしむるは、八萬四千の眼睛なり。 先師天童古佛、住瑞巖時、上堂示衆云、秋風清、秋月明。大地山河露眼睛。瑞巖點瞎重相見。棒喝交馳験衲僧。 いま衲僧を験すといふは、古佛なりやと験する…

正法眼蔵 第五十八眼睛  註解(聞書・抄)

詮慧・経豪 正法眼蔵 第五十八眼睛 註解(聞書・抄) 億千万劫の参学を拈来して団圝せしむるは、八万四千の眼睛なり。 詮慧 ○「団圝」とは、まろなるこころなり。 ○「八万四千の眼睛也」という、八万四千の塵労ぞ、毛穴ぞなどと云うを、打ち返して八万四千陀…