正法眼蔵を読み解く

現代人による正法眼蔵解説

2020-12-13から1日間の記事一覧

酒井得元 龍吟提唱

、 龍吟提唱 義雲頌著 第五十一龍吟 是什麼章句 吟曲付曾落五音、花開枯木帯春心、 宮商角羽同和処、此引調高誰敢侵。 面山述賛 第五十一龍吟 述云 三十二相是枯木、六十四音是龍吟、 了之回光則六凡四聖無分外底法、 賛言、一代時教、枯木龍吟、鴉鳴雀噪 總…

酒井得元 坐禅箴 提唱

坐禅箴 提唱 昭和49年5月24日 宗門の道元禅師の坐禅が「どうあらねばならないか」と云う事が一番はっきりと言われているのがこの「坐禅箴」の巻です。坐禅箴の次は内容を補足する形式で「海印三昧」と続き、まことに具合よく配列され有難いことです。 …

酒井得元 現成公案  眼蔵提唱

酒井先生による眼蔵提唱 正法眼蔵 第一 現成公案 はじめに 現成公案という事について、ざっと話しておきましょう。 『正法眼蔵』を勉強するのに、『正法眼蔵御抄』があります。京都の永興寺の詮慧門下の人たちは、おそらく余り多くの人達ではないと思います…

酒井得元 摩訶般若波羅蜜 眼蔵提唱

酒井得元先生による眼蔵提唱 正法眼蔵 第二 摩訶般若波羅蜜 一 はじめに この「般若波羅蜜」の巻は、次の「仏性」の巻への中継ぎのような気のする巻です。是は「眼蔵」中でも短い巻です。何故この「般若波羅蜜」が仏性への中継ぎかと申しますと、『法華経』…