正法眼蔵を読み解く

現代人による正法眼蔵解説

2020-01-05から1日間の記事一覧

正法眼蔵第五 即心是仏 註解(聞書・抄)

正法眼蔵第五 即心是仏 註解(聞書・抄) 仏仏祖祖いまだまぬかれず保任しきたれるは即心是仏のみなり。しかあるを、西天には即心是仏なし、震旦にはじめてきけり。学者おほくあやまるによりて、将錯就錯せず。将錯就錯せざるゆゑに、おほく外道に零落す。 …

正法眼蔵第五「即心是仏」を読み解く

正法眼蔵第五「即心是仏」を読み解く 仏仏祖祖いまだまぬかれず保任しきたれるは即心是仏のみなり。しかあるを、西天には即心是仏なし、震旦にはじめてきけり。学者おほくあやまるによりて、将錯就錯せず。将錯就錯せざるゆゑに、おほく外道に零落す。 いは…

正法眼蔵 第五 即心是仏

正法眼蔵 第五 即心是仏 前文 「七十五巻正法眼蔵」の執筆する時期を概観するに、興聖創成頃の㈠天福年間(1233―4)・㈡仁治の前(1238―39)・㈢越前移錫前の仁治年間(1240―43)それに㈣吉峰・大仏寺時代にと、四期に分けての考察が可能で…