正法眼蔵を読み解く

現代人による正法眼蔵解説

2020-03-12から1日間の記事一覧

正法眼蔵安居

正法眼蔵 第七十二 安居 一 先師天童古佛、結夏小參云、平地起骨堆、虚空剜窟籠。驀透兩重關、拈卻黒漆桶。 しかあれば、得遮巴鼻子了、未免喫飯伸脚睡、在這裏三十年なり。すでにかくのごとくなるゆゑに、打併調度、いとまゆるくせず。その調度に九夏安居あ…

正法眼蔵第七十二「安居」を読み解く

正法眼蔵第七十二「安居」を読み解く 先師天童古佛、結夏小參云、平地起骨堆、虚空剜窟籠。驀透兩重關、拈卻黒漆桶。 しかあれば、得遮巴鼻子了、未免喫飯伸脚睡、在這裏三十年なり。すでにかくのごとくなるゆゑに、打併調度、いとまゆるくせず。その調度に…

正法眼蔵第七二 安居 註解(聞書・抄)

詮慧・経豪 正法眼蔵第七二 安居 註解(聞書・抄) 先師天童古仏、結夏小参云、平地起骨堆、虚空剜窟籠。驀透両重関、拈却黒漆桶。 詮慧 〇「先師天童古仏―黒漆桶、平地起骨堆」と云う。一年三百六十日四季の間、別に不可有、取捨而今結夏九旬と取る、これを…